2012年10月18日
「マットの選び方」
|マットの重要性|



マットとシュラフがしっかりしていれば「0℃以下」でもケシュアAIRⅢでキャンプができます(笑)


|マットの役割とは?|
1.小石や地面の段差などから身を守り快適にしてくれる。
2.地面からの冷気・熱を遮断する。
特に冬キャンプでは「2.地面からの冷気・熱を遮断する。」が重要です。
何故なら、どんなハイスペックのシュラフでも
「体重のかかる背面は中綿がつぶれて保温性が極端に低下する」からです。
シュラフは中綿の「空気層」がシュラフ内外の熱を遮断してくれる訳ですがつぶれてしまえば、その断熱性は低下してしまう訳です。
ダウンシュラフが濡れてしまうと膨らまなくて保温性が低下してしまうのも同様の理由ですね。
秋以降にキャンプされた事のある方なら経験あることと思いますが、冷気は地面から伝わってきます。
そんな「マットの選び方」を今回は探っていきたいと思います♪
(あくまでも個人的見解なので参考程度にお願いします)
|マットとシュラフはセットで考える|
マットとシュラフ。 どちらか一方が使用条件に合っていないと寒い思いをすることになります。
冬キャンプにおいては「シュラフとマットはセット」で考えた方がいいと思います。

|マットの種類|
さてマットの種類には以下の3種類があります(ナチュラムカテゴリー参照)
1.エアーマット
2.インフレータブルマット
3.マットレス
|1.エアーマット|
文字通り空気を入れてふくらますタイプですね。
電動ポンプを使ってふくらます大型の物から、登山にも携行できるコンパクトタイプのものがあります。

Quechua(ケシュア) P300

BIG AGNES(ビッグアグネス) エアコア レクタングラー プチ
こちらの大型のタイプは一般的に
冬キャンプ
には不向きかと思います。
地面に接した底面は冷却されますが、体に接した上面は保温されるために「対流」が生じるからです。
この結果「いつまで経っても背中が冷たいまま(汗)」なんて事が起こりえます。

注:エアーマットを否定するものではありません。 逆に夏場には快適なこともありますからね♪
一方で同じエアーマットでも「反射板」が内蔵されているようなタイプでは冬季でも保温性が発揮される構造になっています。
後述のインフレータブルマットと異なって芯材素材がなく自動では膨らみまないため、呼気で膨らませる必要があります。
空気を抜けば極軽量でコンパクトに収納できるものが多いですが、難点としては使用していくうちにパンクしてしまう可能性があります。

|2.インフレータブルマット|
エアーマットと同じく空気で膨らましますが、エアーマットとの違いは内部にポリウレタン等の「芯材素材」が入っている事です。
バルブをひねると半自動的にふくらみます。 最後は呼気でふくらませてあげます。

芯材素材が入っていることで、それ自体が断熱材として機能してくれますし「対流」も起きません。
厚さや芯材素材、内部構造などによって「R値」が変わります。
一般的に厚さが増せば「保温性、寝心地」ともにアップします。

エアーマット同様、使用とともにいずれパンクしてしまう可能性があります。 (我が家は一つつぶれました(泣))
|3.マットレス|
銀マットなやEVA素材などによる発砲マット、クローズドセル構造の物です。 軽量で安価なものが多いのも特徴です。


折りたたみのフォールディングタイプとロールタイプがありますが、いずれも空気の注入の必要なく広げるだけで済むので設営時間の短縮に大きく貢献してくれます。


またエアーマットやインフレータブルマットのようにパンクすることもなくテント内に浸水があったときにも濡れなくて済むので登山家の方にも愛用されている方も多いようです。
冬山の連泊でマットがパンクしたら致命的にもなりかねませんからね。


|マットの選び方|
では実際には「どのマットを選べばいいのか?」となりますが、以下の3項目が主要ポイントになってくると思います。
1.「断熱性(R値)」
2.「サイズ」
3.「収納時のサイズ(携行性)」
|「R値」とは?|
まず「R値」とは?
R値とは元々は断熱材に使われる「熱抵抗値:断熱材の厚さ(mm)÷1000÷熱伝導率(W/mK)」で算出される数値で、R値が高いほど断熱性能が高くなります。
マットの快適使用温度って表記されていない事も多いんですが、マットメーカーとしては登山家の方々も信頼を置いているサーマレストの「マットレス比較表」が「R値」を一覧表記してくれているので、とても参考になります。

こちらを参考にすれば、どのタイプのマットが断熱性が優れているのか、または自分の持っているマットのR値がどれくらいなのか?などがおおよそ予測できるんじゃないかと思います。
|サイズ|
男性、女性、子供など各体格にあった「長さ、幅」がチョイスできると思います。
また登山される方では携行できる容量が限られていることから、あえてショートサイズを選択して頭の部分はザックで補うなどの工夫をされている方もいらっしゃるようです。

|収納時のサイズ(携行性)|
これはオートキャンプに行かれる方ならある程度許容範囲が広いと思いますが、バイクツーリングや登山をされる方ではコンパクトに荷物をまとめる必要がありますからEVA素材のようなフォールディングタイプやインフレータブルマットの中でも登山用のコンパクトに収納できるタイプが人気あるようです。

|最終的にどのマットを選ぶか?|
以上のように見てきましたが最終的にどのマットを選ぶのかは皆さんの目的地や荷物のキャパシティ、移動手段などで様々変わってくるとは思います。
登山やバイクツーリングではコンパクトに収納出来るものが人気でしょうし、冬山登山の連泊でもパンクしないマットレスが安心感があるんじゃないかと思います。
一方でオートキャンプなら積載には余裕がありますから、寝心地重視でインフレータブルマットが好まれる傾向があるでしょう。
ただ我が家のようにママさんが「キャンプがもともと好きじゃないのに寒いのなんて冗談じゃないわ」
(笑)なんて展開にならないよう、一応目安として私見を書いておきます。
(あくまでも個人的見解ですので参考程度にお願いします。)
|女性連れの冬キャンプなら「R値」4.5以上のインフレータブルマットがおすすめ|
車載に余裕のあるオートキャンプで「暖かさ」と「寝心地」の両方を求めるなら、やはりインフレータブルマットが良いと思います。
冬山を登山される方の基準が「R値 5以上」が目安という説もあります。
冬キャンプで女性が使うなら「R値 4.5以上」あった方がベターでしょう。(個人差はあると思います)
サーマレストでも女性用は「4.5~5程度」と高めに設定されています。

欲を言えば厚ければ厚いほど一般的に「R値」も上がるし寝心地もフワフワと良くなるので女性の印象も良くなると思います。
ちなみに男性は?
自分はこの3枚で実際寝た事あります。(左からR値:4~4.5、3,5、2.2)
やはり「寝心地、暖かさ」ともにインフレータブルマットが快適でした。
EVA素材でも寝られたけどやっぱりインフレータブルマットの方が快適で「R値 3.5以上(出来れば4以上)」あった方が快適な気がします。

|マットは重ねれば「R値」を上げられる|
ちなみにマットは重ねることで「R値」を上げることが出来ます。
新たにマットを買い替えなくとも複数使用することで保温性をアップすることもできると思います♪

「マット比較レポ」はこちら。

|まとめ|
各種マットの特徴をまとめてみました。 例外はもちろんあると思いますが一般論として参考にしてもらえればと思います。

THERMAREST(サーマレスト) ベースキャンプ(スタッフサック付)
R値 5.0 厚さ 5cm

THERMAREST(サーマレスト) ラグジュアリーマップ(スタッフサック付)
R値 6.8 厚さ 8cm

イスカ(ISUKA) ベーシックキャンプマットレス
R値未記載 厚さ 4.5cm

イスカ(ISUKA) コージーキャンプマットレス
R値未記載 厚さ 6.3cm
マットとシュラフ。 どちらか一方が使用条件に合っていないと寒い思いをすることになります。
冬キャンプにおいては「シュラフとマットはセット」で考えた方がいいと思います。

|マットの種類|
さてマットの種類には以下の3種類があります(ナチュラムカテゴリー参照)
1.エアーマット
2.インフレータブルマット
3.マットレス
|1.エアーマット|
文字通り空気を入れてふくらますタイプですね。
電動ポンプを使ってふくらます大型の物から、登山にも携行できるコンパクトタイプのものがあります。

Quechua(ケシュア) P300

BIG AGNES(ビッグアグネス) エアコア レクタングラー プチ
こちらの大型のタイプは一般的に


地面に接した底面は冷却されますが、体に接した上面は保温されるために「対流」が生じるからです。
この結果「いつまで経っても背中が冷たいまま(汗)」なんて事が起こりえます。

注:エアーマットを否定するものではありません。 逆に夏場には快適なこともありますからね♪
一方で同じエアーマットでも「反射板」が内蔵されているようなタイプでは冬季でも保温性が発揮される構造になっています。
後述のインフレータブルマットと異なって芯材素材がなく自動では膨らみまないため、呼気で膨らませる必要があります。
空気を抜けば極軽量でコンパクトに収納できるものが多いですが、難点としては使用していくうちにパンクしてしまう可能性があります。

|2.インフレータブルマット|
エアーマットと同じく空気で膨らましますが、エアーマットとの違いは内部にポリウレタン等の「芯材素材」が入っている事です。
バルブをひねると半自動的にふくらみます。 最後は呼気でふくらませてあげます。

芯材素材が入っていることで、それ自体が断熱材として機能してくれますし「対流」も起きません。
厚さや芯材素材、内部構造などによって「R値」が変わります。
一般的に厚さが増せば「保温性、寝心地」ともにアップします。

エアーマット同様、使用とともにいずれパンクしてしまう可能性があります。 (我が家は一つつぶれました(泣))
|3.マットレス|
銀マットなやEVA素材などによる発砲マット、クローズドセル構造の物です。 軽量で安価なものが多いのも特徴です。


折りたたみのフォールディングタイプとロールタイプがありますが、いずれも空気の注入の必要なく広げるだけで済むので設営時間の短縮に大きく貢献してくれます。


またエアーマットやインフレータブルマットのようにパンクすることもなくテント内に浸水があったときにも濡れなくて済むので登山家の方にも愛用されている方も多いようです。
冬山の連泊でマットがパンクしたら致命的にもなりかねませんからね。


|マットの選び方|
では実際には「どのマットを選べばいいのか?」となりますが、以下の3項目が主要ポイントになってくると思います。
1.「断熱性(R値)」
2.「サイズ」
3.「収納時のサイズ(携行性)」
|「R値」とは?|
まず「R値」とは?
R値とは元々は断熱材に使われる「熱抵抗値:断熱材の厚さ(mm)÷1000÷熱伝導率(W/mK)」で算出される数値で、R値が高いほど断熱性能が高くなります。
マットの快適使用温度って表記されていない事も多いんですが、マットメーカーとしては登山家の方々も信頼を置いているサーマレストの「マットレス比較表」が「R値」を一覧表記してくれているので、とても参考になります。

こちらを参考にすれば、どのタイプのマットが断熱性が優れているのか、または自分の持っているマットのR値がどれくらいなのか?などがおおよそ予測できるんじゃないかと思います。
|サイズ|
男性、女性、子供など各体格にあった「長さ、幅」がチョイスできると思います。
また登山される方では携行できる容量が限られていることから、あえてショートサイズを選択して頭の部分はザックで補うなどの工夫をされている方もいらっしゃるようです。

|収納時のサイズ(携行性)|
これはオートキャンプに行かれる方ならある程度許容範囲が広いと思いますが、バイクツーリングや登山をされる方ではコンパクトに荷物をまとめる必要がありますからEVA素材のようなフォールディングタイプやインフレータブルマットの中でも登山用のコンパクトに収納できるタイプが人気あるようです。

|最終的にどのマットを選ぶか?|
以上のように見てきましたが最終的にどのマットを選ぶのかは皆さんの目的地や荷物のキャパシティ、移動手段などで様々変わってくるとは思います。
登山やバイクツーリングではコンパクトに収納出来るものが人気でしょうし、冬山登山の連泊でもパンクしないマットレスが安心感があるんじゃないかと思います。
一方でオートキャンプなら積載には余裕がありますから、寝心地重視でインフレータブルマットが好まれる傾向があるでしょう。
ただ我が家のようにママさんが「キャンプがもともと好きじゃないのに寒いのなんて冗談じゃないわ」

(あくまでも個人的見解ですので参考程度にお願いします。)
|女性連れの冬キャンプなら「R値」4.5以上のインフレータブルマットがおすすめ|
車載に余裕のあるオートキャンプで「暖かさ」と「寝心地」の両方を求めるなら、やはりインフレータブルマットが良いと思います。
冬山を登山される方の基準が「R値 5以上」が目安という説もあります。
冬キャンプで女性が使うなら「R値 4.5以上」あった方がベターでしょう。(個人差はあると思います)
サーマレストでも女性用は「4.5~5程度」と高めに設定されています。

欲を言えば厚ければ厚いほど一般的に「R値」も上がるし寝心地もフワフワと良くなるので女性の印象も良くなると思います。
ちなみに男性は?
自分はこの3枚で実際寝た事あります。(左からR値:4~4.5、3,5、2.2)
やはり「寝心地、暖かさ」ともにインフレータブルマットが快適でした。
EVA素材でも寝られたけどやっぱりインフレータブルマットの方が快適で「R値 3.5以上(出来れば4以上)」あった方が快適な気がします。

|マットは重ねれば「R値」を上げられる|
ちなみにマットは重ねることで「R値」を上げることが出来ます。
新たにマットを買い替えなくとも複数使用することで保温性をアップすることもできると思います♪

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|まとめ|
各種マットの特徴をまとめてみました。 例外はもちろんあると思いますが一般論として参考にしてもらえればと思います。
エアーマット | インフレータブルマット | マットレス | |
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特徴 | ・軽量・収納がコンパクト・強制でふくらます必要がある・やや高価なものも多い・パンクすることがある | ・寝心地が良い・半自動的に膨らむ・他の二つに比べ重い・パンクすることがある・収納はやや大きくなるものがある | ・比較的軽量・ふくらます必要がない・安価なものが多い・寝心地は一歩譲る・ロールタイプは収納が大きい |
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THERMAREST(サーマレスト) ベースキャンプ(スタッフサック付)
R値 5.0 厚さ 5cm

THERMAREST(サーマレスト) ラグジュアリーマップ(スタッフサック付)
R値 6.8 厚さ 8cm

イスカ(ISUKA) ベーシックキャンプマットレス
R値未記載 厚さ 4.5cm

イスカ(ISUKA) コージーキャンプマットレス
R値未記載 厚さ 6.3cm
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Posted by ゆう・ひろパパ at 08:08│Comments(0)
│■「キャンプアイテムの選び方」
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
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